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2019/05/28 22:54

今回はこの曲に決まったきっかけについて。


まず、1からメロディーを考えて作り上げるっていうのは時間も伝え方もイメージ出来なかったのでカバー曲をやろうっていうのは決まってました。

その中で候補に挙がった曲はいくつかありますが、思い付いた時に1番イメージ出来たのがこの曲。

キャロルの声にもすごく合うイメージが出来たし、後に本人もこの曲を選んだ事についてすごく褒めてくれました。

歌詞の内容についてはKOが紹介してる記事もあるんでそちらもぜひ見てください。




元々、SoulやR&Bなどの音楽も好きでよく聴くんですが、Aretha FranklinのOne Step Aheadは曲自体が有名な割にレコードがなかなか見かけない曲で探している人も少なくないと思います。(後に再発されましたが)

それとHip-Hopが好きな人にもMos DefがサンプリングしているMs.Fat Bootyで知られている曲なんでジャンルを越えて知ってもらえるきっかけになればと思い選んだのも理由の1つです。

 

実際あるHip-HopのDJの先輩にこの話をした時、One Step Aheadと言ったらMos Defが使ってるやつやん!って即答で言ってくれて嬉しかったです。


そして、すごくいい曲やけどReggaeでのカバーは多くはなくて、更に女性がカバーしている曲になるともっと少なくなるんでLovers Rockでのカバーは自分でも聴いてみたかったです。

男性ボーカルならAlton Ellisの歌うOne Step Aheadは最高ですね。




ただやっぱり女の人の歌う曲なんで女性ボーカルのLovers Rockが聴きたいとは思ってました。

(おそらく)Ava Leighのカバーはレコードでリリースされてないし、サンドラクロスが出したカバーもありますが、あれは僕達が録り終えた数ヶ月後でアレサご本人が亡くなられたタイミングでもあったんでただの偶然だと思います。


これでやっと曲が決定して、まだこの曲をやるって決めた段階ではまだ何も見えてなかったんですが、原曲の曲調もシンプルなんで最終的にはギター、ベース、ドラム、キーボードのみの構成であのクオリティに仕上がりました。

セレクターやDJの人にかけてもらいたいのもあったんで、色んなLovers Rockのレコードを聴いて使いやすそうなBPMと始まり方、曲の長さは考えていて、それに沿った上でレコーディングが進んでいき、そこでDennis Bovell氏の魔法みたいなアレンジが次々生まれたんですがその話は次の機会にお話します。


発売まであと少し!よかったらぜひ試聴だけでもお願いします!


Jun