earthbeatrec は、現在準備中です。

2019/06/04 19:47

ここからは前から話していたレコーディングについてお話したいと思います。


まず、当日僕とKOはフライヤー撒きにアメ村にいてて、その途中で「今日レコーディングやるから!」といきなり連絡があり慌てて事務所に戻ったのを覚えています。

そしてスカイプでロンドンと日本を繋いでレコーディングを進めていったんですが、最初にDennis Bovell氏が画面に現れた時はさすがに緊張しましたね。笑

John Kpiaye氏や各ミュージシャンもそうですが今まで映像でしか見た事のなかった人達が集結していて今思い返してもすごい状況やったなと思います。


そして各ミュージシャン達の(大半はDennis Bovell氏。笑)の雑談タイムも終わっていよいよレコーディングがスタート。


前回のブログでも書いたように最初はなかなかイメージを伝えきれてなくて何度か演奏を止めてもらったり、その度にこっちの意向を伝えてたんですけど、どこかで完全にリンクした瞬間がありました。

そこからは順番に各ミュージシャンの録音が始まっていったんですけど、そこからのDennis Bovell氏の指示が凄過ぎて圧倒されましたね。

もしかしたら最初からこの完成形がイメージ出来てたんかな?と思うぐらい、ドラムの打ち込み方1つにしてもすごく細かい指示を出して、やってる時は分からなくても後で音を組み合わせると、そういう事か!と思う場面が何度もありました。


特に印象的なのはJohn Kpiaye氏のソロパートで、あの素晴らしいメロディーをほぼ1発で録って僕達が最高!と喜んでいたらDennis Bovell氏がJohn Kpiaye氏に、「John,one more thing」と言いギターソロの最後の最後の音を少し足してくれって指示を出して、それが終わった時に全く別に聴こえるぐらい変わりました。

キーボードに対してもそうなんですが、鼻歌や動きで伝えていって、最初は意味も分からず指示通りに録っていくんですけど、組み合わさった時の変わり方が違いすぎてDennis Bovell氏の凄さが少しでも分かった気がしました。


順番的にはまずドラムとベースを録音して、キーボードを録ってからギターを入れ、最後にキャロルのボーカルを録ったんですけど、その工程が終わるたびに各ミュージシャンがカメラの前まで来て挨拶をしてくれて、順番に帰っていき、最終的にキャロルとDennis Bovell氏、そして僕達の4人だけになりました。

そこからが1番長かったんですけど、キャロルがとにかく良い人でレコーディング中の待ち時間に僕達が暇しないようにたまにカメラを持って色んな人のところに行ったりスタジオの中を紹介してくれてすごく良い雰囲気でやらせてもらいました。

ちなみに、キャロルの娘も来てたんですけどそっくりでした。笑

Johnはイメージ通り少しクールな印象やったんですけど他のメンバーはスタジオにいた関係者含めてみんな良い人ばかりやったんでやりやすかったです。


そこから最後のボーカル録りをして終了したんですけど、これがまたDennis Bovell氏のやり方なのか、キャロルが一度歌って終わった瞬間に、「come again」の一言だけ言ってまた同じ曲をフルで歌うっていうのを5回ぐらい連続で繰り返しました。

その中から良いパートを集めて1つの作品にしていくんですけどその工程も面白かったです。



夜9時から始めて全て終わったのは朝9時やったんですけど、最後にmp3のデータを送ってもらって大きい音で聴いた時は感動しすぎて正直ちょっと泣きました。笑

ずっと画面の前にいたんで気が付いてなかったんですけど、外に出たら外が真っ白になるぐらい雪が積もってて一生忘れられない一日になりましたね。


そんな色んな思い出が詰まったOne Step Aheadもいよいよ明日発売です!


皆さんがこの曲を聴いてどう感じるのかすごく楽しみです!

よかったら感想など聞かせてください!






【試聴はこちらからお願いします】

https://soundcloud.com/mightyruler/one-step-ahead-carroll-thompson-2020



それと、せっかくBaseを開設したのにも関わらず自分達の手売り分が全くない状況なので現時点でこちらからはご購入頂けません。

事前に連絡頂いていた方には申し訳ないですが、再プレスも検討しているので引き続きよろしくお願いします!






Jun