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2019/06/07 22:32

こんばんはKOです。


今日は昨晩の続きを書いていきましょうかね。昨日は、イントロが一通り出来上がった後に通しの演奏を何度か反復したところでコンセプトの違いが生まれた話までしました。そこからのお話になります。


まず、通し演奏では、各自原曲に似せた感じでラフに演奏してお互いを確かめ合います。キャロルにとって歌いやすい音階に合わせたり、スピード感を調整したり、などなど。この時点では、結構楽しい和気藹々とした曲調になってました。


全貌が掴めたところで、デニス氏は個別の細かい調整に入ろうとします。ただ、ここで伝えるべきことを伝えてなかったが故に、後になって取り返しのつかないことになると恐ろしかったので、指摘を入れました。


「哀愁を意識した曲にしたいので、テンポを落とそう。そしてグルーヴ感を出したいから、途中で間奏をいれよう」と説得を試みます。


その時、デニス氏はコイツ正気か?みたいな疑い深い顔をしてたので、正直ちびりそうでした(オムツしてなかったので危なかった...)。


そんなことしたら、到底限られた時間内に収めることができないぞ?と言ってました。「それは分かるんだけど、他と違ってこの曲では哀愁を表現したいし、そこがこだわりなんだ」と伝えたら、キャロルも賛同してくれて、それが功を奏したのか意外にもスッと頭を縦に1回だけ頷き、また各々に指示を入れ始めました。


今思い返すと、きっとこの言葉だけで、僕たちの理想を理解して、更にイメージまでしていたんでしょうね。ここからはJUN君も言ってた通り、マジックショーのオンパレードでした。


ピアノの音色を伸ばしたり、ギターの音色をソリッドな感じにしたり、様々な指示が飛ぶたび、楽曲の質がグレードアップして理想に近づいていきます。


既にこの辺りで夜中の3時くらい...今日はこの辺りで打ち切って後日に再録音かな?と正直思っていました。だけど、キャロルが「最初は皆んなローカルビジネスだと思って軽視してたけど、この曲にポテンシャルを感じて、今じゃ皆んなやる気満々だわ。だからやれるとこまでやるわよ♪」と言う訳ですよ。


本当に嬉しかったですね。特に、皆んな愛情を注いで曲作りしてくれていると感じれたことが。


ちなみに、僕が食らったランキングTop3をつけるとしたら、ピアノのパートですね。最初は裏打ちだったので、もうちょっと柔らかくならんかなぁ〜って思ってた時に、デニス氏が、そこははじくんじゃなくて伸ばして弾いてくれ!って指示を入れたんです。これで見事に哀愁度がグンっと上がります。そして僕も、聴いたとたんにこれやー!!!ってなりました。


語りだしたら止まらなくなるので、短くまとめましたが、これで楽曲の枠が出来上がり、あとはギターソロとボーカルの録音ってところまできました。


ちなみに、途中でキャロルとデニスがハモりだすシーンが何度もあったんですが、あれはあれで素晴らしかったです...いつか、お披露目できたらいいですね。


では続きはまた後日。

KO